日本産淡水魚・熱帯魚編 - 淡水魚話

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2001.11.18  Lepomis macrochirus

11月第3週  紅葉の美しい季節、近くに見える山が急に色付き出す頃と成りました。我が家の水槽には、季節を感じる変化こそ無いものの、成長したそれぞれの魚たちの泳姿に、紅葉にも似た満足を見せて頂いております。今週の水槽美人はブルーギル嬢。彼女もまた、あどけない幼魚からボリュームを上げられたようでキラキラ光るボディが綺麗です。

更新日付:2001.11.18

2001.11.11   Acanthogobius flavimanus

11月第2週  今週は、ここ大阪でも足早に季節が進んだようで、魚達ならずとも私達も暖房の欲しい時季と成りました。雑居水槽では、数少ないニューフェイスの中、マハゼ氏(写真・別室12)の存在が光っております。今週は活発な動きの彼の記念撮影に挑戦してみる事にしました。デジカメ片手に撮影を始めると他の連中も集まり出し、なかなか目的のマハゼ氏にスポツトが決まりません。気が付けばどちらのお方の記念撮影だったのかと苦笑することも多いのですが…。

更新日付:2001.11.11

2001.11.04  Pelteobagrus nudiceps

11月第1週  冬になるまでの過ごしやすいこの時季、我が家の水槽群は一足早く冬支度を終えて各自、飽食を堪能しておられると言うところでしようか。水槽を見渡せば、いつも姿の見えない写真のギギ氏は、ご覧のようにエンビ管の中でユラユラと寝床を暖めておられます。朝の給餌でもあまり顔を出さない彼もいつの間にか恰幅よろしく成長され、ひとまわり大きな住居を最近、ご用意させていただきました。闇夜の彷徨人ギギ氏はストロボの光もあまり好まれないご様子。久しぶりの記念撮影、新居の中で、しばらくは動かないでいただけますでしょうか。

更新日付:2001.11.04

2001.10.28  Candidia temminckii

10月第4週 休日毎に所用が重なり、フィールド観察から遠ざかっておりますが、我が家のフイールドだけは時間の許す限り、魚たちとコンタクトを取っております。どちらかの社会とは違って、彼らにアポは不要ですものね。今週は均衡の保たれている魚達に、どういう訳か争い事が目立つようになり、管理人の私としては見過ごすわけにもいかず、仲裁に入ることにしました。よくよく観察していますと、棲家をめぐって、私の住宅戸数の不備が起因するトラブルが増えているようです。彼らの棲家にはエンビ菅を提供しているのですか゛、ヨシノボリ諸氏、ギギ氏、ドジョウ氏に混じって、最近、ビワヒガイ氏までが占領するようになり、慢性的な住宅供給不足。いずれのお方も隠れ家がお好きなようで…。早速、エンビ菅を追加して一件落着と言うところでしょうか。門外漢のスプリンターはカワムツ氏(写真)。スポーティなボディが最近、光ってますね。

更新日付:2001.10.28

2001.10.21 Tridentiger brevispinis

10月第3週  今週は朝晩の冷え込みが、日を追う毎に増すように感じられ、また一歩、季節が前進したと言うところでしょうか。以前にもお話し致しましたように、今年の我が家の水属群はニューフェイスの数が少なく、ベテラン勢の活躍が功を奏し、水槽環境の秩序が維持されているのではないでしょうか。この時季フィールドでは川遊びシーズンも終盤を迎え「水槽シーズン」到来。暖かい春までに、円熟味を増した魚たちの魅力を堪能できるのではないかと、楽しみにしております。見わたせば、単独水槽のヌマチチブ氏(写真)、彼もまたベテランの顔役として、ガラス越しのポーズが、板に付いているではありませんか。

更新日付:2001.10.21

2001.10.14  Mauremys japonica

10月第2週  10月に入って初めての日曜日は、久しぶりに六甲山(兵庫県)にある六甲森林植物園に出かけました。植物はどちらかと言えば家人のテリトリー。紅葉には少し早いのですが、私としては森林浴を楽しむ気持ちで一日を過ごしてきました。広大な植物園の中央部に位置する池には、(写真・別室)のように、亀や色鯉がのんびりと泳いでいます。「何処に出かけても魚が気に成るのね…」日中は暑さを感じる陽気でも、水面を渡る風はもう秋です。

更新日付:2001.10.14

2001.10.07   Odontobutis obscura

10月第1週  この時季に成ると急に日暮れが早くなり、例年の事とはいうものの、一時の間、もの悲しさを感じるようになります。川遊びシーズンもいよいよ終わりに近ずき、水ぬるむ、新緑の春までは、水槽シーズンの到来と言うところでしょうか。フィールドにおいては、魚たちの行動も次第に低調になるというのに、我が家の水族群といえば、保温により、活動期の延長に選択の余地も無く…。変化の少ない環境と、アバウト管理の私との退屈なお付き合いを余儀なくされる彼らには、たいへん申し訳なく感じております。 私のお気に入り、単独水槽のドンコ氏(写真)は、相も変わらずのポーカーフェイス。得意の水中ホバーリングが決まるときは、ご機嫌が宜しいのでしようか…。

更新日付:2001.10.07

2001.09.30  Cynops pyrrhogaster

9月第5週  気温の寒暖差が大きいこの季節、皆様におかれましては体調を崩しておられないでしょうか。我が家では、例年この頃に成りますと、保温器具の整備及び設置準備に取り掛かっております。この時季の保温は低温と言うよりあくまでも高低差の是正を目的として実施しております。いろいろと準備を整えておりますと、少し離れたゲージからアカハラ氏(写真)が私の様子を伺うように…。

更新日付:2001.09.30

2001.09.23   Opsariichthys platypus

9月第4週  今週のモデルのオイカワはカワムツと並んで雑居水槽の上域エリアを共有するスプリンター同志。私見として、そのスピードは、オイカワに軍配が上がりそうなのですが…。いずれの個体も木津川を同郷に持つ良き友として、限りあるスペースの中、節度を保ったスピードで水槽遊泳を楽しんで戴きたいものです。

更新日付:2001.09.23

2001.09.16  Tanakia limbata

9月第3週  暑かった夏を無事に過ごされた我が家の水族群は、ひとまわりの飛躍(成長)を遂げられたようで、何となくそれぞれの水槽が手狭に思えるのは私の錯覚なのでしょうか。
もともと派手なコスチュームと言うよりは、地味キャラが魅力の我が家の日淡勢は、成長に従ってそれぞれの個性に磨きをかけ、味わい深い風貌へと自らをクリエートしていかれるのですが、今年も酷暑という難関を克服した彼らには、冬を迎えるまでの充電期間をより一層の飛躍の時季としてもらいたいものです。
アブラボテTanakia limbata

更新日付:2001.09.16

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