日本産淡水魚・熱帯魚編 - 淡水魚話 - 2025年

2025.05.25 アウノカラ ヤコブフライベルギ

5月第4週  Aulonocara jacobfreibergi   ここ数週間は仕事に振り回されていた事もありいつの間にか5月も後半を迎えていたことに気付いた次第です。週末はゆっくり魚達を観察しながら楽しんでおります。フライベルギは現在、ナマズ水槽の上層部でアーリーやイエローシクリッドと共に活発に動き回っているのですが、数週間前から満身創痍を通り越して瀕死のクテノポマが運び込まれてきてタンクメイトとして当初は戸惑っていたもののクテノポマが生気を徐々に取り戻してきても全く動じる気配すらなく良好な関係が構築されている状況です。

更新日付:2025.05.25

2025.06.01 金魚

6月第1週  Carassius auratus auratus  6月(水無月)に入り最初の日曜日になりました。寒くなったり暖かく成ったりと日毎に変わる毎日で近畿地方も梅雨入りが近く成って参りました。写真は先月にお邪魔した大和郡山の行き付けの金魚店で撮影させていただいたショットでこちらのショップでは定期的に餌を購入しております。店主は気さくな方で長い間お世話になっている次第です。現在 我が家の金魚水槽は和金とコメットのみで丸物金魚はいませんがショップにお邪魔した時に楽しませていただいております。10年以上前に飼っていた「もみじらんちゅう」はこちらのショップから連れて帰ってきた個体で当時私の飼育技術は水質を管理できずに長生きはおろか半年もたたないうちに落としてしまった苦い経験があります。実は当時にアップした Youtube 動画の「もみじらんちゅう」①と②でも体調が衰えていくのが分かるほどで気付かれた方もおられたのではないでしょうか。

「らんちゅう型金魚(もみじらんちゅう)①」

「らんちゅう型金魚(もみじらんちゅう)②」

更新日付:2025.06.01

2025.06.08 オレンジゼブラ シクリッド

6月第2週  Pseudotropheus sp. zebra var.   梅雨入り前にも関わらず今週末は何とか傘をささずに済みそうです。アクアリウムに雨は直接的な影響こそありませんが夏に向けて水温上昇、溶存酸素対策は怠ることのできない課題です。我が家の場合水槽部屋のエアコン管理が課題解決の手段としては最良手段で経済的なデメリットを最小限に抑えるように自身と魚達との共有空間をできる限り水槽部屋とし昨今の厳しい暑さ、寒さを乗り切る有効な手段としております。写真はショップの出戻り個体が我が家で大きく育ったオレンジゼブラ シクリッドでこの水槽内ではツワモノ中のツワモノです。

          

更新日付:2025.06.08

2025.06.15 パクー(レッドフックミレウス ルナ)

6月第3週  pacu  今週初め(9日)に近畿地方も梅雨に入り今年はいきなりまとまった雨の1週間と成りました。水槽部屋も朝夕の寒暖差が大きく梅雨、暑さ対策を含めてエアコンは必須アイテムです。アメリカンシクリッド水槽では写真のルナとキングコングパロットは犬猿状態。毎回仕掛けるのはキングコングパロットからで双方互角で均衡が保たれております。アメリカンシクリッド水槽はパロットシクリッド(シッタクス)が圧倒的に強く頂点に君臨し続けておりますが今後に於いても不動と思われます。

更新日付:2025.06.15

2025.06.22 コメット

6月第4週  Carassius auratus auratus  今週は先週と打って変わって酷暑の毎日でした。梅雨前線が一時的に消えるという現象で梅雨が明けたような状態となったのが原因のようです。暑熱順化には良かったのかも知れませんが熱中症対策は梅雨の時期でも万全を期する必要性を大いに感じました。
さて私的に夏の魚といえば金魚が一番に思い浮かびます。金魚は年中を通してエアコン管理が唯一要らない頼もしい存在として今まで考えていましたが昨今の猛暑にはやはりエアコンは必要かと考え直している次第です。食欲面では写真のコメットもそうですがギベリオタイプの金魚は丸物金魚に比べるとこの暑さの中でも食欲が衰える心配はほぼありません。 

更新日付:2025.06.22

2025.06.29 フェーザーフィン シノドンティス

6月第5週  Synodontis eupterus  ここ数年来の異常気象にも多少慣れてきた感がありましたが今夏も6月中(27日)に梅雨が明けるといったイレギュラーが発生しました。梅雨明け後10日間程は例年酷暑が続くのが慣例ですが今年はどうなのでしょうか。ナマズ水槽に導入したフェザーフィンシノドンティスとシノドンティス ペトリコーラは順調に成長しております。この2匹のシノドンティスの最大サイズはフェザーフィンが過去の飼育実績では20㎝前後、ペトリコーラは初めて飼育しますので未知ですが文献では10㎝前後とフェザーフィンよりは小型のようです。現在のところ成長はペトリコーラの方が早いのですがその内に逆転されるものと思われます。

更新日付:2025.06.29

2025.07.06 アウノカラ ヤコブ フライベルギ

7月第1週  Aulonocara jacobfreibergi  文月、梅雨明け十日と季節の感覚を言葉にするにはチグハグな昨今です。何かに付け情報が多過ぎてなにを信じればよいのか、自身の感覚を頼りにするべきなのかどうなのか(笑)熱帯魚飼育も同じようなものでアクアリストそれぞれのテイストにあったやり方に順応してくれた魚が自分にとって相性の良い魚だと考える次第です。あくまでも情報ではなく種類でもなく個体そのものです。我が家のフライベルギは地味ながらフォトジェニック。

更新日付:2025.07.06

2025.07.13 レッドジュエル シクリッド

7月第2週  Hemichromis lifalili  梅雨明け後の近畿地方は炎天下の毎日が続いております。この炎天下に相応しい暑苦しい体色のジュエルシクリッドは体調も攻撃性も今まさに絶好調といったところでしょうか。海外文献に寄るとこのジュエルシクリッドは湖産アフリカンシクリッドとは違って河川産シクリッドで水質からいえば南米シクリッドに近い事からアメリカンシクリッド水槽の方が水質に限り適合するかも知れません。

更新日付:2025.07.13

2025.07.20 キングコング パロット

7月第3週  Cichlasoma citrinellum x Cichlasoma synspilum  週末から久しぶりの3連休で相変わらず猛暑は梅雨明け前後から続いております。この暑さの当面の目途を考えた場合、来週24日と25日に開催される大阪天満宮の天神祭り前後がピークと思いたいところです。写真のキングコングパロットはこの時季の猛暑に相応しい「熱球」体型で以前からレッドフックミレウス ルナと水槽内攻防を繰り返しておりました。ところがここ数日、同居のブルーゼブラシクリッドから執拗で容赦ない攻撃を受け始め少々危機感を抱いたので急きょ別水槽に退避させることにしました。それにしても全く予期していなかった魚同士の混泳トラブルです。

更新日付:2025.07.20

2025.07.27 キングコング パロット

7月第4週  Cichlasoma citrinellum x Cichlasoma synspilum  大阪天満宮の天神祭りも終わりましたが今年の天神さんは仕事の都合で花火の音だけを遠雷のように聴きながら過ごしました。今週のアクアリウムの懸案は先週、アメリカンシクリッド水槽から退避させたキングコング パロットの今後です。いちおう一週間の養生でストレス軽減と体調復調の目的は一時的とはいえ果たせることができたと思います。しかしながらのんびりとしたキングコング パロットを見ていると以前の混泳環境に直ぐに戻すことを躊躇しています。今更ながら混泳の利点と欠点を考え直す毎日です。

更新日付:2025.07.27