日本産淡水魚・熱帯魚編 - Episode

テナガエビ  ID812

テナガエビは長いハサミを振り回すようにしながら水槽の中を器用にせわしなく這いまわっております。 良く見ていると、長いハサミはけっこう武器になっているようで、他の小さい魚などにちょっかいをかけております。 沈下製の餌を器用に懐に取り込んで、一生懸命に食べております。 体が透けて見えるので食べたものがよくわかります。 <どういうわけか我が家での生存日数は短くて、いつのまにか上物の魚に食べられているようです。

更新日付:1999.11.30

タイリクバラタナゴ  ID813

今年の夏に木津川より入居の我が家のタイリクバラタナゴです(写真)食欲旺盛で若魚とは言えとてもふくよかな体型をしております。 紹介が遅れましたが、タイリクバラタナゴとの付き合いは古くて日本産淡水魚を飼いだした頃にさかのぼります。やはりあの体型と体色にひかれてお付き合いしておりましたが、体調をこわして天国に逝ってしまいました。調子を壊すとなんとも言えないふくよかさが失われてしまい、とても残念だったことを覚えております。 このタイリクバラタナゴは外来種で、残念な事に日本産のニッポンバラタナゴは希少で一部の地域しか生息していないようです。

更新日付:1999.11.30

滋賀県立 琵琶湖博物館  ID801

琵琶湖博物館には年に何度かお邪魔しております。話題がどうも魚に偏ってしまいますが勿論、水族展示だけではなく広く琵琶湖の歴史、文化なども紹介展示されております。琵琶湖固有種をはじめ淡水魚展示としては規模、内容におきましても国内最大の淡水魚水族館だと思います。私にとりましては正に桃源郷なのです。ところでこの琵琶湖博物館が1996年4月に開館する以前に水族展示部門は琵琶湖対岸の大津市にある琵琶湖文化館内にありました。その琵琶湖文化館当時から水族展示部門の大ファンで移転と共に私もこちらにお邪魔するようになった次第です。私に限らず博物館並びに文化館に思い入れのある方は多数居られると思います。今は無い琵琶湖文化館水族展示部門で私が撮りました数枚の写真を別室(12345)で紹介しておりますので是非ごらんください。

更新日付:1999.10.31

オイカワ  Opsariichthys platypus  ID807

川面に陽の光が差し込んでオイカワが背を反すとキラキラとてもきれいです。夏の川岸でよく見かける光景ですが、私はとても気にいっております。シャープな身のこなしはあのスマートな体型からくるのでしようね。婚姻色を出したオスのオイカワはより一層あでやかで威厳さえ感じられます。木津川でも定番魚ですが網ですくえるのは幼魚の間だけで、俊敏な泳ぎは目にも止まらぬ早業で、成魚は釣り上げて初めてお目にかかれるという具合です。我家では夏の間、カム(雷魚)の食卓でたいへんお世話になっております。2019.05.01 再

更新日付:1999.10.31

オイカワ  Opsariichthys platypus  ID808

以前、我が家で飼っていたオイカワは婚姻色のとてもきれいなオスの個体でした。 ショップで気に入って購入したもので、威厳を感じさせる風貌とこの時季の体色はメスには観られない派手さがあります 尻びれもメスとは違い著しく大きくなり、とても同じ魚とは思えません。 オス、メス供にジャンプの名手で頻繁にガラス蓋に体当たりをしておりました。ある朝、起きてみますとフローリングにジャンピングして天国に。それにしても体と変わらない上蓋のわずかの隙間からまさかのジャンプです。 遊泳力のある魚で60cmの水槽ではよく鼻を打ちつけておりました。幼魚の頃は良いのですが成魚になれば、大きな水槽でないと可哀想な気がいたします。2019.05.01 再

更新日付:1999.10.31

ヒガイ  ID809

ヒガイは以前、我が家の水槽でしばらくの間おつき合いをしていたのですが、私の管理不ゆきとどきの為に天国にいってしまいました。 何気なくショップに行った時、夕焼けの逆光の中で見た背びれのあのオレンジがとても印象的で、まさしく ”衝動飼い” をしてしまいました(写真) オイカワやカワムツ達のシャープな体型とは違い、吻から背びれにかけての丸みに優しさを感じます。 ヒガイに限らず私の好きな日淡魚達は自然光が似合っていて、水槽のライトでもそれなりに良いのですが、魅力は半減してしまうように思います。 窓際の光の中で見る魚達はみんなキラキラ、ヒラヒラとってもきれいです。

更新日付:1999.10.31

カムと呼んだカムルチー  ID810

1996.10~1999.11 丸3年の間、我が家の水槽で主役の位置に君臨しておりましたカムルチーですが、私の管轄外の次元へ行ってしまいました。 私としましては、十分な管理をしてやれなかったのが残念で仕方がありません。 幼魚の頃から育てる事が出来てその魅力を楽しんでいただけに残念でとても寂しい思いです。これから一層迫力ある魚体に育つことを願っていた矢先の事故で…。 一見、怖そうで、いろいろ苦労もありましたが人にもよく慣れる魚です。ショップであまり見かける事ができないのが残念ですね。 現在、キーパーの皆様、これからもどうぞ可愛がってあげてください。私は生涯カムルチーを飼う事はありませんが、スペース的、経済的問題、なによりも家族の方の理解を得る事のできる皆様には是非、お勧めの魚です。

更新日付:1999.10.31

ザリガニ  ID798

ザリガニの世界にも外来種の勢力が強いようで、日本固有の日本ザリガニは絶滅に近い現状のようです。言われてみれば子供の時からザリガニといえばこのアメリカザリガニで、他は見た記憶がありません。我が家のザリガニ(写真)も例外ではありません。最近ショップでブルーのザリガニを見て驚きました。なんとお洒落な個体なんでしょう、染料で色を付けたような鮮やかさです。思わず見入ってしまいました。近頃ではこのブルーや黒、白のザリガニまで居るようです 。多種多用の世界ですね。ところでザリガニと言えば思い出すのが、小学生の頃、学校には「校長池」と称する池がありまして(校長先生が管理していたのでしょうか)当初は色とりどりの立派な鯉が遊泳していたのですが(子供心にあまり面白くない池でしたが…)いつのまにか家で飼えなくなった金魚、蛙、フナなどを誰かが持ちこんで雑居池と化してしまいました。その雑居池で魚達にまぎれてこのザリガニは常住メンバーで子供達の間では、大人気でした。遠い記憶のなかにある懐かしいあの池で、今でもザリガニは子供達の人気者なのでしょうか…。

更新日付:1999.09.30

なまず  ID799

昨年の夏に奈良でナマズをゲットしました(写真)体長20cm程の個体です。カムとの共存はできないのでとりあえずはバケツに入れて様子を見ることにしました。翌朝、バケツを見て愕然としました。蓋が外れてナマズが床で…飛びだし事故で天国へ。以前からナマズは飼ってみたかっただけにショックです。それ以後もナマズには縁がないのですが、いずれ飼ってみようとは思っております。ナマズの魅力は何といってもあのユニークな顔と髭ですよね。平べったい頭に少し受け口の大きな口、その割には目が可愛くてひょうきんな感じをかもし出しています。口髭は餌などを探す重要な器官ですが、そのほかにも私達が知ることの出来ない自然界の情報を感知しているのでは…。 2019.05.01 再

更新日付:1999.09.30

ブラックバス事情  ID800

今年7月に木津川で初めてすくったブラックバスは順調に成長、カムと並んで準主役の位置を占めております。毎年訪れていて、お目にかからなかったバスですが幼魚が居るという事は、この場でもかなり繁殖しているのでしょうか。今まで、いろいろなブラックバス談義を聞いていても実感としてなかったのですが実際に飼ってみてその貪欲性に驚いております。自分と同じ位の大きさの魚までは一気に襲撃、頭からでも尻尾からでもお構いなしです。いちどに入りきらないものは時間をかけて呑みこんでいきます。数分も口が開いたままでよく顎が外れないものです。食事中は自分も無防備だからでしょうか、とても怖い顔をして覗きこむと踵を返すように立ち去ります。いつもなら物欲しそうに寄ってくるはずなのに。それにしても管理人の私にまでそんなに連れない顔をしなくてもいいと思うのですが…。
( 2005年平成17年6月施行の外来生物法により特定外来生物の飼育は原則として禁止されています )

更新日付:1999.09.30