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Last up date:2001/6/3


淡水魚話 七


What's new



2001.3
3月第1週  3月の声を聞けば、現実の寒さの続く中にも意識として少し春を感じるように成り、水槽の魚たちの仕草まで開放的に見えてくるが不思議な気がします。実際に保温された水槽の中で彼らに春の予感があるとすれば閉鎖的な環境に封印した私の責任が少しは緩和されると言うものでしようが...。
写真(上)の金魚は、春の暖かさの中でぼんやりとしていたい私の意識を先取りするかのようにショップ庭先でのんびりと。

3月第2週  今週は雑居水槽の居住性向上をスローガンに、エンビ菅を6本水槽内に設置致しました。ヨシノボリやギギ氏においては特定の居住地を求めて、日夜、闘争に継ぐ闘争を繰り広げられており、私としましては環境保全の意味もこめまして、少しでも闘争の緩和を図ろうと言うのが今回の目的であります。エンビ菅設置後しばらくの間観察しておりますと、当初の目的でもあるギギ氏、ヨシノボリ連は寄り付いていただけません。最初に興味を示したのはタナゴ達で、その後も広域行動性の高い魚達は目ざといようで、新設された構造物に興味深々。設置した私としましては成果をいち早く確認したい所だったのですが、初日は期待はずれ...。
陣地闘争は蚊帳の外のカマツカ氏(写真下)は底砂一帯が言わば居住地、新設エンビ菅には用無しとばかり近くを通られても目もくれず。数多い雑居水槽の面々はみなさん個性派揃いで、それぞれに応じた環境作りを同空間に演出するのは難しい事ですが、ある意味、楽しみの一つでもあります。一夜明ければ、私の思惑通りにギギ氏、ヨシノボリ達が各ホールに仲良く納まっておられ、今週も一件落着と言うところでしょうか。


2001.3
3月第3週  3月も半ばに成ると暖かい日も増え、しばらく抑制されていた川遊びもそろそろ準備段階に...。
我が家の水槽においては、今年もフイールドからニューフェイスを受け入れるべく準備を始めなくてはいけないのですが、スペース問題を含めた諸事情は一気に好転する筈も無く。いずれにしても、今年もまた、水槽鑑賞に明け暮れていた休眠期から活動期にさしかかり、水槽のメンバーのフィールドを訪れるのが待ちどおしい、と言ったところです。今週の雑居水槽は、ベテランの定番魚、モツゴ氏です。

2001.3
3月第4週  某百貨店の屋上には常設の金魚すくいがあります。久しぶりに出かけた理由がこの金魚すくいの金魚にある事など、あきれ顔の家人には...。
すくえた金魚の二匹は持ち帰る事ができるので、暫くの間は目当ての魚をすくおうと悪戦苦闘です。やっとの思いで手に入れた個体は、私の期待通りのプロポーション、優雅な泳ぎを披露して頂いております。今週も我が家の水族群は平穏無事。朝昼の寒暖が大きいこの時季は魚たちに限らず私達も油断をすれば体調を崩しやすくて...。

2001.4
4月第1週  4月に入り、花見の時節にさしかかったとは言うものの先週の大阪は季節が少し後戻り、皆さまの周りは如何だったでしようか。数週間前から川遊びの楽しいメールも頂き、早くもニューフェイス入居を楽しんでおられるようで、思考的には大いに感化させて頂いております。今週も我が家の見慣れた連中をファインダー越しに眺めれば、さり気ない表情が何となく新鮮に見えて...。
別室ではアカハラ諸氏の近況写真を。

2001.4
4月第2週  春らん漫。今週は心地よい暖かさが嬉しく、至るところで桜を楽しめる贅沢な毎日ですが、桜の満開は反面、一雨あれば一気に終演を向かえそうで寂しくもあります。 写真のカワムツ氏は昨年の秋に木津川より入居の、言わばニューフェイス。一冬でご覧のとおりの成長ぶり。現在雑居水槽では横綱の貫禄、他の追随を許さないと言うところでしょうか。

2001.4
4月第3週  8日の日曜日はたいへん暖かい日和になり、今年最初の木津川へ魚採取に出かけました。
採取した魚はカワムツ、ヨシノボリ、タモロコの3種類、それぞれ数匹を持ち帰り、予備水槽で現在ウォーミングアップ中です。今回の珍客は甲羅18cmのクサガメ氏。4月も半ばに差し掛かり体感的には暖かいとは言うものの、水温はまだまだ低く、ウエダーを着用していても長い間、川に入っていると底冷え状態、本格的な採取観察はもう少し先になりそうですね。写真は今回入居で、カワムツ氏の幼魚でしょうか、早く大きく成って先輩諸氏に追いついてほしいものです。

2001.4
4月第4週  先週、採取いたしました魚達は予備水槽でのウォーミングアップを終えて、雑居水槽に無事、デビューとなりました。短期間ではありますがこの予備水槽の役割はきわめて重要で、雑居水槽の環境を悪化させないように...。
これから採取シーズンに入り、水槽もにぎやかになり、楽しみも倍増と言うところですが、フィールドと水槽のギャップを出来る限り予備水槽で解消しておくように(過去においての苦い経験を繰り返さないように)、採取した魚達と”睨めっこ”と言うところでしょうか。写真はこちらもニューフェイスのタモロコ氏、カワムツ達に混じって今週は急に大きくなられたような...。


2001.4
4月第5週  8日に引き続き22日に今年2回目の木津川に出かけました。今回の目的は魚採取にもあるのですが、雑居水槽のレイアウト変更を考慮したオブジェの入手にあります。昨年夏より配置した石組みによるレイアウトから少し変化を...。私の構想はあくまでも「木津川仕様」なので現地採取のオブジェにこだわって探してみました(経済的要因もあるのですが...)。結果はごらんの写真のように「流木」を利用したシンプルなレイアウトになりましたが、私と致しましては、とりあえず我が家の木津川に満足していると言うところでしょうか。

2001.5
5月第1週  ゴールデンウィークの一日、4日は "野崎まいり"(毎年5月1日〜10日)に出かけました。野崎まいりは「野崎小唄(野崎まいりは屋形船でまいろう...)」や近松門左衛門の浄瑠璃「女殺油地獄」でも有名な野崎観音(大阪府大東市)の毎年行われる無縁経法要で、期間中は露店もたくさん出て各地からの参拝者でたいへん賑わっております。参拝を済ませて露店を見ておりますと、「金魚すくい」をはじめ「亀すくい」「うなぎ釣り」「おたまじゃくしすくい」と、どうもお馴染みの水族群に目が入ってしまいます。ここでも「金魚すくい」は希望によりすくった金魚を数匹持って帰れるシステムに成っていて、さっそく挑戦してみることにしました。奮闘の結果は近くの子供達の足元にも及ばない状況と成ってしまいましたが、持ち帰る事ができたビニール袋の個体(別室)に満足しながら家路に付きました。現在、予備水槽でデビュー待ちの彼女(別室)は今のところ体調も良ろしいようで、大いに楽しみにしております。

2001.5
5月第2週  大型連休も終わり今週は何となく気だるい時を過ごしましたが、水槽の魚たちにおいては、ご機嫌宜しく、これと言ったトラブルもなく遊泳と給餌に終始されたようです。ところで先週、予備水槽に入居された金魚は順調に我が家の水にも慣れて頂き、週前半の戸惑いがちな食 欲も改善され、懸念しておりました発病も現状のところは問題ないようなので、週末に無事、金魚水槽にデビューとなりました。金魚水槽では別段、カルチャーショックによる弊害も見受けられず、他の連中に混じって給餌活動に専念しておられます。

2001.5
5月第3週  ご紹介がたいへん遅く成りましたが、今年に入って初回の木津川で魚たちに混じって我が家に入居のキッズ・ザリガニ(写真)は現在、洗面器で単独生活を送っておられます。朝の給餌時...私が、水面にアカムシを浮かべるとジャンプ一番、器用に口に運び入れるようになりました。普段はエンビ菅の中に潜り込んでいて給餌以外はあまりお目に掛かれないのですが、今週になり2回目の脱皮を無事に終了、文字通りひとはだ脱がれたわけで、我が家で唯一の甲殻類、期待の新人というところでしょうか。透き通るような体表と小さなハサミ、あどけない瞳で見つめられると、それに答えるように、たわいも無いことを話しかけている自分が可笑しくて...。

2001.5
5月第4週  今週は、タナゴたちの色ずく雑居水槽に感化される毎日を過ごしておりました。これからの高水温シーズン、管理者泣かせの季節の到来と言えるのですが、魚たちの体調管理が難しくもある半面、成長を楽しめる時期でも有り、私としましては、水槽のメンテナンスの強化を再考していると言うところでしょうか。写真のヨシノボリは昨年の夏に入居で、雑居水槽では地味な存在ではありますが、お気に入りの個体。ベーシックな風貌と、静かな成長を楽しませていただいております。

2001.6
6月第1週  5月の最終の日曜日は、某企業の研修旅行にお招き頂き、公私ともに印象に残る一日と成りました。もちろん最初からここでお話するような展開に成るとは考えてもみなかったのですが...。
その日は、午前中のカリキュラムを済ませ昼食までの間、デジカメ片手に風景でも撮ろうと付近の探索に出かけました。しばらく行くと小さな「野池」が有り、そこで思いがけない魚に出逢いました。フィールドで見るカムルチーはこれが三度目です。体長7〜80cm位はあったでしょうか、遠目でも懐かしい姿が確認できました。出来るだけ静かに近づき数枚(写真・別室)シヤッターを切りました。もちろんフィールドでカムルチーを撮影したのは今回が初めてです。私に気づいても急いで逃げることも無く、静かに空気呼吸をした後、踵を返し池の中央に姿を消しました。しばらく待ちましたが、再び現れることもなく私もその場を離れました。午後の予定を終えもう一度、カムルチーに会いにあの池に戻ろうかと思いましたが、止める事にしました。私が以前に飼っていたカムルチーは今回、出合った個体より小さいうちに他界してしまいました。再び合うことはない彼にはいつまでもこの池でその勇姿を留めていてほしいものです。


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